私たちの二十年間を、その時々の俳句で振り返ってみました。
出会ったばかりの頃。おっとりした優しさが、ムーミン谷のノンノンを彷彿させました。
- 始まりはこの公園の宵月夜
- ノンノン似の君の微笑み 春うらら
結婚して一年後には娘が生まれました。日々、娘の成長していく様が楽しみだったあの頃。
- わらべ唄 母と揃いの冬帽子
- 桃狩りの帰りのバスの子の寝顔
- 補助輪を外し漕ぎだす淡き春
二十年という歳月の間には、ケンカしたこともあったけど、いつもそばにいてくれることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
- 冬晴の銀座ホコ天 水入らず
- 晴れ男晴れ女 いざ初日の出
毎年見に行く初日の出。そういえば結婚式の日も、真冬なのによく晴れて、とても暖かな一日でした。
- 数へ日や 変はりゆくもの変はらぬもの
世の中は時の流れとともにどんどん変わっていきますが、私たち夫婦は変わらずにお互いのことを大切に想いながら、これからも仲良く暮らしていきたいと思います。
- 幸せの形それぞれ 栗かぼちゃ