息子が新成人18歳を迎えたあたりから、もうそろそろ結婚20周年になるな、と感じていました。
思えば、結婚してすぐ子供に恵まれ、未婚の時から不妊治療を考えていた私にとっては、青天の霹靂でしたが、新婚の雰囲気もままならず、母になり、子育てに悪戦苦闘して、なんとか息子が高校卒業まで無事育ってくれた時に、ふと、「私って恵まれてたかも」と思いました。
キューピッドクラブに入会して、何回かご紹介いただいたあと、主人と出会いました。初めての出会いで遅刻して、走って入店してきた主人の姿は今でも微笑ましく思い出されます。(銀座の街で迷子になったそうです(笑))食事の後、駅まで歩く途中で「もう少しお話ししたいのですが、お時間いただけませんか?」と言われ、そんなことを言われたことがなかった私は、「では、あと少しなら」と他のレストランでお茶をしましたが、内容は世間話でおわり、その日は話し方が優しくて、話しやすいな、という印象だけでしたが、その後、何度かデートしていくうちに、自然体で接することができて、時にリードしてくれて、私の話をよく聞いてくれる主人に対して「結婚ってこういう時間の積み重ねかも」と感じ、結婚のイメージがついていきました。
プロポーズを受けて、半年後に結婚式、その一年後に出産、子育てと、それからは、自分としては怒涛の生活でしたが、いま改めて思うと、息子の子育てに悩んだ時も、父の介護に悩んだ時も、義母の介護に疲れた時も、一緒に考えてくれた主人には感謝しております。結婚前に「子供が産めないかもしれない」と言った時にも、「それでも大丈夫。」と言ってくれた主人の寛容さには、今でも感謝です。
自然体でいれる、なんでも話せる、一緒に悩める人が傍にいることが結婚でも大切なことだと思います。
お互いの良い所、悪い所があるのは当たり前。それを認め合える、言い合える、相手をそう思えれば、それが運命の人なのではないかと思います。
皆さんにいい出会いがあることをお祈り申し上げます。