学生生活を終え、社会に出て収入が得られるようになると、「自分で何でもできる」と思って様々な経験をして、自分の成長や、人生の充実を実感します。しかし、30歳を過ぎたころになると、「自分はこのままの人生でよいのだろうか?」と自問自答する日がやってきます。cupidに入会した皆さんにも、きっとそういう気持ちで入った方がいるのではないでしょうか?
結婚とは、それまで別々の人生を歩んできた男女が交わり、これから先の人生を一緒に歩んでいく人生最大のイベントだと思います。世間一般でもそういわれますが、結婚20年を迎えた私たちにとって、やはりそうであったと強く感じます。
個人のレベルで考えても、結婚してからの20年は、それまでの20年に比べてはるかに人生の幅が広がり、様々な体験をして成長を実感した20年でした。残念ながら子宝には恵まれませんでしたが、それでもなお、言ってみれば子供ができた場合を凌駕するのではないか?と感じるほどです。
例えば、私は野球観戦が好きですが、伴侶も大好きで、一緒に球場に足を運ぶこともありますが、ひいきのプロ野球チームが同じではないところに面白さがあります。ひいきチーム同士の対戦カードでは、どちらが勝っても二人で喜びが分かち合えない、そういう価値観の違いを体感することが人生の幅を広げるわけです(笑)。
また、独身時代は苦手だった音楽について、伴侶は楽器の演奏もするし、クラシックのコンサートに行くので試しについて行ってみたら、私の方がその魅力にはまり、ベートーヴェンの交響曲は(独身のときは5番しか知らなかったのに)いまでは1番から9番まで全部知っています(でもやはり5番が一番好き)。
そして何よりも、仕事での悩みについて、自分とは違った視点の意見を言って気づかせてくれる、相談相手になってくれたり、仕事に没頭するために日常生活のサポートをうけることができて、実力の向上と成果の享受ができたことが大きいです(当然給料も増えた)。結婚前には想像もできなかった世界が眼前に広がっていった20年でした。
結婚前は海外旅行に1度も行ってなく、伴侶の方が経験豊富だったのに、新婚旅行で初めての海外に行った後は、私は仕事で海外出張に行く機会がなぜか増え、単独でイタリアの離島に行くといった出張までいくことに!
まだまだ書ききれないですが、ホント、ありがたいことです。