結婚十五周年を迎え、改めてこの十五年の月日の早さを感じております。
気づけば子どもたちもすっかり成長し、娘は思春期まっさかり、息子も頼もしいほど活発になりました。
日々の忙しさの中にも、家族で囲む食卓や休日の何気ない会話が、私にとってかけがえのない時間となっています。
最近では、家族そろって近くの緑地や公園を巡ることが小さな楽しみとなり、自然の中で笑い合うひとときに心が満たされます。
子どもたちの成長に負けないよう、自分自身も新しいことに挑戦してみたいという気持ちが少しずつ芽生えています。また、夫婦ふたりの時間もこれから少しずつ増えていくと思うと、どんな会話をしようかと楽しみになります。
結婚生活は、思い描いた理想とは違うことの連続でしたが、振り返ればその一つひとつが家族の絆を深める糧になっていたように思います。
独身の皆さまへ——結婚とは「安心できる場所」を共に築くことです。相手に完璧さを求めるより、自分が少し優しくなり、思いやりをもって接することで、不思議と心が穏やかになります。十五年たった今も、笑顔でいられる家族に心から感謝しています。