1.目指すは共同生活を送るパートナー
・価値観は千差万別。それはさておき、私は生活時間帯を優先順位の一か二にもってくるようお勧めします。全く同じという方は少ないでしょうが、ずれていても2時間程度にとどまる方を優先される方が無難です。そうでないと、どちらかが仕事はおろか、健康まで結婚との両天秤にかけなければならなくなります。
・確認方法は簡単です。お相手のお食事時間帯に着目してください。お付き合いしている間は夕方から夜にかけて電話する方が比較的多いと思います。お相手にお食事はとられたか、この時間帯にお召し上がりになるのは昼食か、夕食か尋ねてみましょう。もしもご自身には夕食、お相手にとっては昼食といった場合は、夫婦の決め事が浮上するたびにどちらかが睡眠を削る可能性大です。ご自身が体調を崩さずにお付き合いできる方を優先しましょう。また、ぴったりという方の場合は「つかず離れず」をモットーにしてみてください。仲良く暮らすのに役立つこと間違いなしです。
2.二人の世界を大切に
・スキンシップを欠かさずに。我が家は顔を合わせられるときは朝晩「いってらっしゃい」と「お帰りなさい」のキスをしています。元々は外国に留学していた私が結婚当初恐る恐る提案してみたものですが、現在に至るも続いています。
お二人の生活リズムにもよりますが、「この人」と決めたら毎日二回、瞬時にストレスを和らげられる日々も夢ではありません。出発時は応援団、帰宅時は鎧を脱いでくつろぎタイムを共にするパートナーができるのです。素敵なことではありませんか?!
・子どもがほしいという方も、できれば一年は二人きりで過ごすことをお勧めします。「ベビー・ショック」という言葉が存在するほど、赤ちゃんは二人の関係を変えてしまうからです。一人でもそのまま10年はその状態が続くのですから、二人、三人と言えば想像に難くないでしょう。
・小さなことでもお相手に相談してみましょう。女性には旧姓を名乗りたいか聞いてみてください。私の場合、長い目で見ると変えてよかったこともありますが、官公庁を回っての名義変更手続きや遠方に本籍が移った後の戸籍謄本取り寄せは結構大変で、「なぜ私だけこんな思いを?」と思ったものです。何より、聞いてもらえただけで女性としては嬉しいもの。互いを尊重しあえば、必ず夫婦としての絆は強まります。
3.親とは「スープの冷めない距離」を
お孫さんの面倒を見ているうちに腰が曲がった女性、二世帯同居していて夫婦げんかのたびに奥様が“実家”に駆け込んだ結果、夫婦関係が立ち行かなくなったご家庭、ある日突然どちらかのお母さまが押しかけて以来、夫婦仲に暗雲が立ち込めた話をいくつも聞いています。
この人と決めたら、ともに巣作りをして問題は二人で、あるいは親ではない第三者の手を借りて解決する習慣をつけましょう。親は子どもより強いもの。安易に家庭に上げてはいけません。お相手と話し合ってどこで境界線を引くか決めましょう。ご両親の好みをご存じなのはお二方だけなのですから。
最後に:出会ったきっかけと私たちの結婚生活
巡り会ったのはFITCOMです。これをお読みのあなたも、ご自身の好きなものや大事にしていることを、できれば絵にしてシートに載せてみてください。あなたならではの魅力に気づく方が増えるでしょう。そのまま進んだ歓談の時はサファリ(野生動物を見に行く旅)の話で盛り上り、あれよあれよという間に成婚しました。私自身は緊張しやすいタイプだったので、当時は一緒にいて疲れない方を重視していました。結婚して一年ほどたった頃、実家より二人の家にいる方がゆっくり眠れると気づいて不思議な気持ちになったものです。夫も同じ意見で、結婚後15年目の現在も帰宅時間に私が起きていると「ほっとする〜」とほぼ毎回口にします。子宝にも恵まれ、3人で元気に暮らしています。
サファリと同じく、結婚は山あり谷あり。でも夫と子どもはそれぞれ別の意味で、どこまでも伸びるアフリカの地平線さながらに私の視野を広げ、独身の頃には到達し得なかった高みへ連れて行ってくれています。他方、夫は私に触発されてオペラ鑑賞にハマり、夫婦おめかしして出かけるオペラ・デートは日々の喧騒をよそに、二人きりの時代に戻れる貴重な機会です。今は勉学に励む子どもを見守る傍ら、将来の計画を立てています。
皆さまにもよき出会いが訪れるよう、心から祈りつつ